農業に携わって思うこと

農業

 今まで農業以外の仕事をしていた私が農業に携わって思ったこと。

年間雇用の難しさ

 どこの農家さんでも年間通して忙しい訳ではなく、人によっては農閑期にまとめて休みに入ったり、作業によっては1人2人で済んでしまうこともある。

 逆に忙しい時には何人でも人が欲しいタイミングもある。

 ただ、雨が降ったり急な天候の変化の時には中断して『はい、お疲れ様。』ということも少なくない。

 もちろん個人農家でなく会社として大きい圃場、ハウスで天候によって細かに作業内容を変更してちゃんと時間通りに仕事をこなしていくところもちゃんとある。

 でも、今のところ多くの農家は個人農家でパートとして雇われているは50代後半から上。30代、40代がいるとかなり重宝される(私もその1人)これが今の農家の現状かもしれない。

 だからと言って私が以前利用した『daywork』などで募集したとしても、見ず知らずの誰かが来て丁寧に教えても1日だけで終わってしまい、まるまる1日分の給料はらうのは高リスク、ならば近所でちょっと時間のある年配のひとを使う方が楽に感じる。

 それがリアルな現状に感じる。

「○○農家」とういうのは名ばかりで

 お世話になってい農家さんはだいたい『○○農家』と名乗っているけども、それはあくまでメインで育てている作物が1つあるというだけで、他にもいろんな野菜や果物を別に育てる人も多く。

 研修先で休憩中に親父さんが一人ふらっと出て行き数分後戻って来て手に持っているのは

シャインマスカット🍇

『食うべ』と言ってちょっと眺めの休憩時間に再突入する。聞くと毎年200房くらいは取れて、近所に配ったり親戚に送ったりしているらしい。

『この人、仕事が農業で趣味も農業だから、日中なんてほとんど家にいることない。』

あきれながらもこんな名言を残してきた。

どこの農家さんも聞いてみると、近所で畑の規模を減らしたい年寄り農家さんの代わりに土地を請け負って別な作物をやったりはあるあるの話しのようです。

急に入って来たり、なくなっりする仕事

 桃農家さんでの作業をしているとき、

『○○さんの畑、腰痛めたらしくウチでやるかもしんないから、いちおう頭に入れておいて。』

と言われた。

数日後、仕事終わり。

『予想通り、とりあえず1反分(約1000㎡)明日剪定やるからよろしく』

と言われ、桃の花満開のなか花粉まみれになりながら1反分の剪定を行った。予定以上仕事は速く終わったので、

『じゃあ、明日休みね!もしかして○○さんのともうちょっと増えるだろうから。』

予定変更が功を奏して、いきなり次の日休みになる。

こういうことが若者が仕事に入りにくい原因のひとつにあるかも知れない。

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