伊達市冬の一大行事『あんぽ柿』

100年の歴史

 11月に入ると以前から『きゅうり農家』さんから頼まれていた、あんぽ柿の作業をすることになっっていた。丁度作業に入る前の休みに散歩をしていると、あちこちの柿畑で家族総出で収穫作業をしているところを見かけていた。

『なんかこの辺の人総出で柿取ってるんじゃないか?』そんなイメージに思えてくる。正にそのとおりで、あんぽ柿を作っているのうかさんはこの時期は本当に誰にでも手伝い来て欲しいくらい忙しいらしい。

あとから知ったのだが、伊達市のあんぽ柿は今年で100周年という歴史があるらしく、感じた雰囲気では伊達市全体であんぽ柿という文化を盛り上げているようにも感じた。

柿の収穫

 あんぽ柿の作業としては、『収穫』『仕分け』『皮むき』『燻蒸』『干し方』『袋詰め、出荷』とまであったが、作業期間中は『干し方』まで作業自体は『皮むき』までやらせてもらった。

 収穫作業では脚立だったり場所によっては高所作業機をつかって作業だったけど、もも農家さんでも脚立を使ってsiの作業が多かったので慣れていたつもりだったけど、さっそく2日目に脚立の上から落下!!柿畑は昔からある所は不整地が多くバランスをしっかり取らないとならない、しかも柿の枝はしなりやすくて、折れやすい。なるほど大変な作業だ。高所作業機を使うときも、自分がどのポジションにつけると取りやすいか考えながら機械を動かさなければならないので、しっかり考えながら慣れない機械を動かしていく。しかも高所作業機も結構揺れて、たぶん安全性はかなり高いのだけど、怖い。慣れないばかり作業だけど、結果的には怪我はないものの、収穫作業中2回ほど落下してしまいました。 

 今年はあちこちのニュースで流れていたとうり、例年にないくらい変形果が多かったようで、木によっては、7割近く廃棄になってしまったりしていたので、それが作業を難航させていたようです。

仕分け、皮むき

 だいたい2日間収穫すると次の1日で仕分け作業に入っていく、形が悪かったり、熟し過ぎた柿をのぞくのと、大きさを揃えていくことで、皮むき以降の作業をやりやすくするための仕分け作業となっていく。だいたい1日で2トン近く(推定)作業していったくらいだろうか?

 仕分けした柿ができたあたりから、収穫班と、皮むき燻蒸干し方班に別れての作業が進んでいく、自分は収穫がほぼメインだったが、最後の1週間くらいは収穫も終わり皮むき作業も手伝った。

 皮むき作業といってもほとんど機械が全自動でむいたくれるので単純作業なんだけれど、一日中座りっぱなしで作業を続けるのはさすがに背中と腰が痛い。ある意味この約1週間が1番過酷な作業になって、後半のほうはコルセットを巻いて作業をしていた。

 こんな感じで約3週間のお手伝いだったが、予定通りに作業が進んだようで、多少は役に立ったようで良かった。写真には収められなかったけど、夕方暗くなった頃にあんぽ柿を干している作業を見ていると、あんぽ柿が光に照らされとても綺麗な明かり風景があちこちに浮かび上がり、幻想的な町の風景だったのが印象にのこった。

 

 

 

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